株式会社と合同会社の違い④

お世話になっております。

これまで３回に渡り、株式会社と合同会社の違いに関する解説のコラムの投稿をさせて頂きましたが、今回が最後です。

まずは、こちらをご覧下さい。
https://hagiwara-shihoushoshi.com/blog/blog-831.html
https://hagiwara-shihoushoshi.com/blog/blog-839.html
https://hagiwara-shihoushoshi.com/blog/blog-845.html

会社設立時に、株式会社にすべきか合同会社にすべきか検討する際に、結局どちらを選択すべきか迷われる方も多いです。

前回までのコラムにおいて解説をさせて頂いた通り、株式会社と合同会社それぞれにメリットデメリットがあり、運営していく上では大きな違いは無いからです。

前回のコラムにおいて、予告をさせて頂きましたが、結局、株式会社と合同会社のどちらを選択すべきか決定する際のポイントをお伝えします。

※あくまでも、これまでの経験上の個人的な感覚によるものですので、絶対的なものでは御座いませんが、参考までに！

ズバリ、ポイントは、『聞こえ』です！

要するに、聞き馴染みがあるか否かです。

合同会社の知名度は日に日に上昇し、実際に設立される件数も増えていると思いますが、まだまだ、合同会社より株式会社の方が知名度(耳にする回数)は上回っていると思います。

また、「代表社員」よりも「代表取締役」の方が、耳にする回数は多いと思います。

会社を設立し、名刺交換をする際や、お客様やクライアント様と挨拶をする際、会社名を伝える機会は沢山あります。

合同会社を設立し、会社名を伝えた際の何人かに一人くらいの割合で(正確な数字はわかりません！)、『合同会社？』となることがあるそうです。

株式会社と大きな違いは無いと説明をすれば良いのですが、一々説明をする手間は発生するかもしれません。

合同会社の場合、会社設立時の登記費用が安いこと、役員の任期が無い（重任登記をしなくても良い。）というメリットは存在するものの、この説明をする手間をどう捉えるかがポイントだと感じます。

はぎわら司法書士法人では、株式会社設立登記のご相談を頂く際、必ず合同会社という選択肢も有る旨、お伝えします。

ただ、これまで、私からの説明により、株式会社から合同会社に切り替えた方はおりません。。

会社名を対外的に伝える場面の少ない事業であり、特に法人の名称にこだわりが無い場合は、合同会社を選択する事は十分に有りだと思います。

税理士さんからのアドバイスにより、個人事業主から法人成りする方は、合同会社を選択する方が多い印象です。

既に事業が回っており、今更株式会社でも合同会社でも仕事量、内容は変わらないからでしょうか。

本日は、会社設立をする方が、株式会社と合同会社のどちらを選択すべきか迷った際に、決定するポイントを解説させて頂きました。

要するに、『聞こえ』の部分をどう捉えるかです。

※あくまで、私の個人的な見解ですので、参考までに！

はぎわら司法書士法人では、株式会社、合同会社の設立登記に限らず、役員変更、定款変更等の商業登記、法人登記に関するご相談をお待ちしております！

宜しくお願い致します！！！