相続時精算課税制度のデメリット
今回は、「相続時精算課税制度」のデメリットについて、解説致します。前回同様、一概に、得をする、損をする、とは言い難いですが、簡単な目安として参照頂ければ幸いです。デメリットとしては、まず、申告を行う手間が発生することが挙げられます。相続時精算課税制度を選択する場合、贈与を受けた年の翌年の2月1...
相続時精算課税制度のメリットについて
今回は、前回に引き続き、「相続時精算課税制度」のメリットについて、解説致します。一概に、得をする、損をする、とは言い難いですが、簡単な目安として参照頂ければ幸いです。相続時に相続税が発生しないと想定される場合、メリットとなる可能性が高いです。結果として、贈与税も相続税も、納める必要がない場合も...
相続時精算課税制度
今回は、「相続時精算課税制度」について、解説致します。相続時精算課税の制度とは、原則として60歳以上の父母又は祖父母から、20歳以上の子又は孫に対し、財産を贈与した場合において選択できる贈与税の制度です。(国税庁のホームページより)簡単に言うと、通常、不動産等の多額の資産を贈与した場合、贈与を...
認知症になったら相続はどうするの?
Q、父が認知症を患って、介護施設に入所しています。母が亡くなって遺産相続の手続きをしなくてはいけないのですが、父は母の遺産を相続することができるのですか?A、相続人に意思能力がなくても相続権はあります。これらの相続人を除外して行った遺産分割協議は無効です。成年後見制度を利用して選任された後見人...
おひとりさまの相続はどうしたらいいの?
当事務所でも、最近お問い合わせが急増しているのが、「高齢者の一人暮らし」の方で、特に相続人がいないケースになります。このような場合、亡くなった人の財産は、「相続財産法人」という枠組みになり、家庭裁判所の選任による管理人が、相続人の捜索や相続財産の管理、清算を行います。相続人がいない場合でも、特...
「限定承認」とは?
今回は、「限定承認」についてのコラムです。限定承認とはどういうこと?限定承認とは、債務の内の相続財産を超える部分の返済義務を引き継がないという限度付きの相続のことです。限定承認の手続きには、相続人全員の総意が必要となります。相続の方法は、お客様により異なります。萩原司法書士事務所では、お客様に...
「相続放棄」とは?
今回は、「相続放棄」について書きたいと思います、相続放棄とはどういうこと?相続放棄とは、プラスの財産を含めた全ての相続を拒否する手続きのことを言います。相続人はあらゆる財産の引き継ぎを拒否することが可能で、債務などマイナスの財産も拒否することができます。手続きの流れとしては、相続人が相続の開始...
「単純承認」とは?
前回からのコラムの続きです。相続の選択で、「単純承認」という方法があります。単純承認とはどういうこと?単純承認とは、相続財産を債務も含める相続方法です。簡単に言うと、プラスの財産もマイナスの財産も、無条件・無制限に引き継ぐということです。下記の場合、「単純承認」をしたことになります。・相続人が...
相続の選択は何種類あるの?
「相続」の方法には具体的に、「単純承認」、「相続放棄」、「限定承認」の3種類があります。どの方法を選ぶかは自由ですが、相続の開始を知った時から3カ月以内に判断をしなければなりません。次回は、それぞれの方法について記事を書きたいと思います。札幌で相続・遺言書や不動産登記に関するご相談は、萩原司法...
子どもが先に死んだ場合の相続はどうなる?
本来、血族として相続人になるはずだった人が、相続の開始以前に死亡していた場合は、その子や孫が代わって相続人になる「代襲相続」という制度があります。代襲者が複数人いる場合は、その人数で平等に分けることもできます。相続の方法は、お客様により異なります。萩原司法書士事務所では、お客様に最適な相続手続...
相続についてよくある質問②
当事務所によせられるよくある質問の一例です。Q、遺産分割協議書は、いつまでに作成すればよいという期限はありますか?期限の定めは無く、遺産分割協議書の形式は特に決まったものはありません。相続税の申告が必要な場合は、相続開始を知った日から10カ月以内に申告書と合わせて税務署に提出しなければなりませ...
遺産相続で必要な手続きの流れ
相続は、故人が死亡した日から開始し、故人は「被相続人」といい、財産を引き継ぐ親族は「相続人」という関係になります。大まかな流れとしては・・・・死亡者の本籍地、死亡地または届出人の住所地または所在地の市区町村の役所に、7日以内に死亡届を提出します。・被相続人(故人)の意思を表す遺言書の有無を確認...